特集 膵臓外科の基本手術2021─修練医がマスターすべき術式とは
膵手術に応用できる腹腔鏡下胃癌手術のテクニック
中村 謙一
1
,
柴崎 晋
1
,
田中 毅
2
,
稲葉 一樹
3
,
宇山 一朗
4
,
須田 康一
5
1藤田医科大学総合消化器外科学講座
2藤田医科大学先端外科治療開発共同研究講座
3藤田医科大学先端ロボット・内視鏡手術学講座
4藤田医科大学先端外科治療開発共同研究講座/同 先端ロボット・内視鏡手術学講座
5藤田医科大学総合消化器外科学講座/同 高度情報医療外科学共同研究講座
キーワード:
腹腔鏡下胃切除術
,
ロボット支援手術
,
outermost layer
Keyword:
腹腔鏡下胃切除術
,
ロボット支援手術
,
outermost layer
pp.1439-1447
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002379
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胃と膵臓は支配動静脈が一部共通し,操作範囲も近いため,胃癌手術と膵手術は共通する手技が多い。当科では胃癌に対してロボット支援手術を中心とした内視鏡外科手術を行っており,本稿では腹腔鏡下膵手術に応用できると考えられる手技として,「Ⅰ.大網切離」,「Ⅱ.結腸間膜授動」「Ⅲ.脾臓上極の最頭側アプローチ法」「Ⅳ.outermost layerによる膵上縁郭清」を紹介する。
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