Japanese
English
特集 特殊な鼠径部ヘルニアに対する治療戦略
膀胱ヘルニアに対する治療
Treatment for bladder hernia
松村 勝
1
,
児玉 麻亜子
1
,
下河辺 久陽
1
,
田代 恵太
1
,
西村 太郎
1
,
竹谷 園生
1
,
吉本 裕紀
1
,
林 享治
1
,
和田 義人
1
,
谷脇 智
1
,
明石 英俊
1
,
宗 宏伸
1
,
今村 鉄男
1
Masaru MATSUMURA
1
1戸畑共立病院外科
キーワード:
膀胱ヘルニア
,
鼠径部除圧下腹臥位CT検査
,
膨潤TAPP
Keyword:
膀胱ヘルニア
,
鼠径部除圧下腹臥位CT検査
,
膨潤TAPP
pp.1362-1366
発行日 2019年11月20日
Published Date 2019/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212759
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【ポイント】
◆膀胱ヘルニアは膀胱壁の一部分,もしくはすべてが脱出する病態で,成人鼠径ヘルニアの1〜4%と報告されている.
◆鼠径ヘルニア同様の症状に加え,頻尿・夜間尿・二段性排尿・血尿・排尿障害など,泌尿器系症状を有する場合は膀胱ヘルニアを疑う必要がある.
◆術前画像検査により膀胱ヘルニアと診断することで,術中膀胱損傷を回避できるが,外鼠径ヘルニア/内鼠径ヘルニアともに膀胱滑脱の可能性があることを念頭に置き手術を行うことで膀胱損傷を回避しうる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年11月末まで)。
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