Japanese
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特集 特殊な鼠径部ヘルニアに対する治療戦略
小児の特殊な鼠径ヘルニア
Unique inguinal hernia in children
岡本 健太郎
1
,
伊藤 佳史
1
,
水野 裕貴
1
,
荻野 恵
1
Kentaro OKAMOTO
1
1東京医科歯科大学小児外科
キーワード:
精管の走行異常
,
卵巣滑脱
,
Wooley法
,
小児の内鼠径ヘルニア
Keyword:
精管の走行異常
,
卵巣滑脱
,
Wooley法
,
小児の内鼠径ヘルニア
pp.1368-1372
発行日 2019年11月20日
Published Date 2019/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212761
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【ポイント】
◆小児の鼠径ヘルニアは,小児外科臨床において最も頻度が高い疾患であるが,ヘルニア囊は薄く脆弱で,性腺と分離する手技の難易度は高い.
◆男児の場合は精巣・精管,女児の場合は卵巣・卵管の位置や走行を常に意識した手術を行う必要がある.
◆頻度は低いが成人と同様の内鼠径ヘルニアがあり,小児に通常は行わない後壁補強が必要となる症例がある.
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