Japanese
English
特集 膵・消化管神経内分泌腫瘍—診断・治療の基本と最新動向
膵・消化管神経内分泌腫瘍の集学的治療
The treatment strategy for advanced gastro-entero-pancreatic neuroendocrine neoplasms
工藤 篤
1
,
赤星 径一
1
,
八木 宏平
1
,
石井 武
1
,
前川 彩
1
,
村瀬 芳樹
1
,
赤須 雅文
1
,
加藤 智隆
1
,
菅原 俊喬
1
,
渡辺 秀一
1
,
小倉 俊郎
1
,
小川 康介
1
,
小野 宏晃
1
,
伴 大輔
1
,
田中 真二
2
,
田邉 稔
1
Atsushi KUDO
1
1東京医科歯科大学肝胆膵外科学分野
2東京医科歯科大学分子腫瘍学分野
キーワード:
conversion surgery
,
borderline resectable
,
肝切除
,
neoadjuvant chemotherapy
,
tumor thrombus
Keyword:
conversion surgery
,
borderline resectable
,
肝切除
,
neoadjuvant chemotherapy
,
tumor thrombus
pp.1092-1096
発行日 2019年9月20日
Published Date 2019/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212596
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【ポイント】
◆過去の報告によれば,神経内分泌腫瘍の同時性遠隔転移は膵臓,小腸,結腸の40〜45%,虫垂,胃,直腸の5〜15%に認められ,5年生存率は約30〜60%とされている.
◆2007年の本邦全国集計によれば,膵神経内分泌腫瘍は初診の約40%に同時性転移を認め,Stage Ⅳbの5年生存率は39%であった.当時は実質的な治療が手術しかなく,減量手術が全盛であった.
◆しかしながら,2011年以降に分子標的療法を含む新しい薬物が次々と保険適用になり,切除可能となる腫瘍が増加してきた.
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