Japanese
English
特集 肛門を極める
総論
肛門疾患の診断
Differential diagnosis of anorectal disorders
黒田 敏彦
1
Toshihiko KURODA
1
1ニコタマ大腸・肛門クリニック
pp.667-674
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212493
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【ポイント】
◆肛門疾患のなかには,単なる痔核や裂肛であっても,漫然と肛門鏡や肛門指診を行ったのでは診断のつきにくいものが存在する.
◆そのようなわかりにくい病変を正しく診断するためには,肛門の解剖や肛門疾患の病態を理解したうえでの系統的な診察が必要となる.
◆そのうえで,患者の主訴をよく確認し,患者が最も困っている病変を的確に治療するように心がけることが重要である.
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