最新肛門疾患の診断と治療
肛門悪性腫瘍 肛門・肛門管悪性腫瘍の診断
小川 仁
1
,
高橋 賢一
,
舟山 裕士
,
佐々木 巌
,
奥山 隆平
1東北大学 大学院生体調節外科
キーワード:
Bowen病
,
Paget病-乳房外
,
肛門腫瘍
,
黒色腫
,
術前診断
,
直腸瘻
,
発生率
,
分類
,
扁平上皮癌
,
肛門管
,
陽電子放射型断層撮影
,
類基底細胞癌
Keyword:
Anus Neoplasms
,
Anal Canal
,
Bowen's Disease
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Classification
,
Melanoma
,
Paget Disease, Extramammary
,
Rectal Fistula
,
Incidence
,
Positron-Emission Tomography
pp.1038-1043
発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007342049
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肛門部悪性腫瘍の頻度は高くないが、多彩な肉眼像と組織像を呈し、診断が遅れることも少なくない。その多くは腺癌あるいは扁平上皮癌であるが、まれに類基底細胞癌、悪性黒色腫、乳房外Paget病、Bowen病なども発生する。痔核やポリープ・湿疹など良性疾患の好発部位である肛門部に、ときに現れるこれらの悪性腫瘍を疑い診断するためには、肉眼所見をはじめとしたそれらの特徴を知っておく必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2007