Japanese
English
特集 肛門を極める
総論
直腸・肛門の外科解剖
Surgical anatomy of the rectum and anus
前田 耕太郎
1
,
小出 欣和
2
Koutaro MAEDA
1
1藤田医科大学病院国際医療センター
2藤田医科大学総合消化器外科
pp.676-680
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212496
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆直腸肛門部の支持・固定は,直腸周囲の筋膜と内外肛門括約筋を支持する筋肉群や靱帯によって行われている.
◆内肛門括約筋,連合縦走筋は自律神経支配の不随意筋であり,外肛門括約筋,肛門挙筋は体性神経支配の随意筋である.発生学的には肛門の歯状線で上下に分けられ,組織学的特性や神経・血行の支配が異なる.
◆直腸肛門周囲の組織間隙や肛門腺が,肛門周囲膿瘍の形成,進展に関与しているので,部位の理解が重要である.
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.