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特集 機能温存と機能再建をめざした消化器外科手術—術後QOL向上のために
各論
膵縮小手術としての膵頭十二指腸第Ⅱ部切除術
Pancreatic head resection with segmental duodenectomy(PHRSD)as minimally invasive surgery
田中 伸孟
1
,
山田 豪
1
,
小寺 泰弘
1
Nobutake TANAKA
1
1名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
pp.470-475
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212004
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【ポイント】
◆膵頭部を主座とする良性から低悪性度病変に対して,機能温存を考慮した膵縮小手術としての膵頭十二指腸第Ⅱ部切除術(PHRSD)は有用である.
◆PHRSDでは胃十二指腸動脈と前下膵十二指腸動脈を温存し,十二指腸の血流を維持することが重要である.
◆PHRSDの手術手技は,習熟すれば簡便であり,術後合併症も少ない.
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