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特集 十二指腸乳頭部病変に対する新たな治療戦略—新規約・新ガイドラインに基づいて
外科的治療アプローチ
十二指腸乳頭部腫瘍に対する膵頭十二指腸第Ⅱ部切除術(PHRSD)の意義
Clinical implications of pancreatic head resection with segmental duodenectomy (PHRSD) for tumor of the ampulla of Vater
藤井 努
1
,
中尾 昭公
1
,
山田 豪
1
,
小寺 泰弘
1
Tsutomu FUJII
1
1名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
pp.59-63
発行日 2016年1月20日
Published Date 2016/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211051
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【ポイント】
◆当教室ではT1十二指腸乳頭部癌5例に対して,膵頭十二指腸第Ⅱ部切除術を施行し,現在までに再発・原病死を認めていない.
◆しかし,術前EUS・IDUSでは,膵・十二指腸浸潤,Oddi筋への浸潤の正診率は現段階では十分とはいえない.
◆腺腫またはT1乳頭部癌との術前診断であっても,現状では膵頭十二指腸切除術を選択すべきであると考えられる.
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