Japanese
English
特集 機能温存と機能再建をめざした消化器外科手術—術後QOL向上のために
各論
膵頭十二指腸切除後の幽門輪温存および亜全胃温存
Pylorus preserving pancreaticoduodenectomy and subtotal stomach preserving pancreaticoduodenectomy
藪下 泰宏
1
,
松山 隆生
1
,
土屋 伸広
1
,
村上 崇
1
,
澤田 雄
1
,
本間 祐樹
1
,
熊本 宜文
1
,
藤井 義郎
1
,
遠藤 格
1
Yasuhiro YABUSHITA
1
1横浜市立大学医学部消化器・腫瘍外科学
pp.464-468
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212003
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆幽門輪温存膵頭十二指腸切除は,胃の2/3を切除する古典的膵頭十二指腸切除に比べ,胃の機能を温存することにより,術後の長期的な栄養状態の改善を認めるが,一定の頻度で胃排泄遅延が発生する.
◆亜全胃温存膵頭十二指腸切除は胃機能を温存しつつ,胃排泄遅延の軽減をめざした術式である.
◆両術式に大きな優劣はつけがたく,各症例,各施設において,安全な術式選択をする必要がある.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.