Japanese
English
特集 十二指腸乳頭部病変に対する新たな治療戦略—新規約・新ガイドラインに基づいて
外科的治療アプローチ
経十二指腸的乳頭部切除の適応と限界
Indication and limitation of transduodenal papillectomy for the tumor of the papilla of Vater
北郷 実
1
,
相浦 浩一
2
,
板野 理
1
,
篠田 昌宏
1
,
阿部 雄太
1
,
八木 洋
1
,
日比 泰造
1
,
藤崎 洋人
1
,
大平 正典
1
,
岸田 憲弘
1
,
皆川 卓也
1
,
下田 啓文
1
,
北川 雄光
1
Minoru KITAGO
1
1慶應義塾大学医学部外科
2川崎市立川崎病院外科
pp.44-48
発行日 2016年1月20日
Published Date 2016/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211048
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【ポイント】
◆経十二指腸乳頭部切除は局所切除術であり,十二指腸乳頭部の良性腫瘍,もしくはリンパ節転移を伴わない粘膜癌が適応である.
◆Oddi括約筋まで癌が浸潤していてもtub1かつly0,v0,EM(−)であれば治癒切除になりうる.
◆姑息的治療として進行乳頭部癌に対し経十二指腸乳頭部切除を行っても,根治性の面からの縮小手術にはなりえない.
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