Japanese
English
臨床報告
Peutz-Jeghers症候群に伴う過誤腫性ポリープによる十二指腸空腸重積の1例
A case of duodenojejunal intussusception due to hamartomatous polyps with Peutz-Jeghers syndrome
勝見 ちひろ
1
,
野村 達也
1
,
土屋 嘉昭
1
,
川崎 隆
2
Chihiro KATSUMI
1
1新潟県立がんセンター新潟病院消化器外科
2新潟県立がんセンター新潟病院病理診断科
キーワード:
Peutz-Jeghers症候群
,
腸重積
,
十二指腸
Keyword:
Peutz-Jeghers症候群
,
腸重積
,
十二指腸
pp.1265-1268
発行日 2017年10月20日
Published Date 2017/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211771
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要旨
症例は47歳,男性.4歳時にPeutz-Jeghers症候群と診断され,18歳までに2回の内視鏡的ポリープ切除術と2回の開腹手術歴がある.腹痛と嘔吐で来院し,CTで過誤腫性ポリープによる十二指腸空腸重積と診断した.炎症所見の上昇と貧血の進行,腹膜刺激症状を認め,出血や穿孔の可能性があると判断して緊急手術を行った.重積腸管の一部は虚血を伴って穿孔しており,ポリープを含む十二指腸空腸部分切除術を施行した.本症例のようなポリープ関連合併症を予防するためには,定期的なサーベイランスを行い,早期治療を行うことが必要と思われた.
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