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特集 百花繚乱! エネルギーデバイスを使いこなす
知っておきたいデバイスの特徴と安全な使用法
超音波凝固切開装置と血管シーリング装置の原理,歴史と特徴
Operation principles, histories, features of ultrasonically activated devices and vessel sealing systems
藤原 道隆
1,2
,
田中 千恵
2
,
藤井 努
2
,
中山 吾郎
2
,
杉本 博行
2
,
小池 聖彦
2
,
小寺 泰弘
2
Michitaka FUJIWARA
1,2
1名古屋大学大学院医学系研究科クリニカルシミュレーションセンター
2名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
pp.526-534
発行日 2017年5月20日
Published Date 2017/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211604
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【ポイント】
◆超音波凝固切開装置(USAD)は,電気エネルギーを超音波振動に変換し,振動するブレードと組織の間で生じる摩擦熱で蛋白質を凝固しながら,摩擦により組織を物理的に切断する装置である.組織に電流は流れない.
◆血管シーリング装置(VSS)は,組織抵抗を感知しながら電流を制御するバイポーラ電気メスであり(組織の切断は付随する鋼製刃で行う),高周波手術装置の一つである.
◆USADとVSSの原理を理解したうえで,各機種の特性を生かして使用することは,現代の手術において重要なスキルである.
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