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特集 転移性肝腫瘍のいま—なぜ・どこが原発臓器ごとに違うのか
転移性肝腫瘍の治療
GIST肝転移
Therapeutic management for liver metastases of gastrointestinal stromal tumor(GIST)
新木 健一郎
1,2
,
調 憲
1
,
久保 憲生
1,2
,
渡辺 亮
1,2
,
五十嵐 隆通
1
,
塚越 真梨子
1,2
,
桑野 博行
2
Kenichiro ARAKI
1,2
1群馬大学大学院肝胆膵外科学
2群馬大学大学院病態総合外科学
pp.1366-1371
発行日 2016年11月20日
Published Date 2016/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211417
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【ポイント】
◆GISTの転移・再発臓器として肝転移の頻度は高く,治療戦略を考えるうえで重要である.
◆GISTの肝転移治療にはイマチニブ療法が基本であり,初発/再発性に限らずイマチニブ療法を先行し,病勢コントロールが得られた症例において外科的介入を行うことで予後改善が期待される.
◆肝転移切除のタイミングとして,原発とその他の病巣がコントロールされている状況でイマチニブの2次耐性を起こす前に切除を検討することが重要と考えられる.
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