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特集 体腔鏡手術の教え方・学び方
II. 各論
4. 肝胆膵
1)腹腔鏡下肝切除におけるカダバートレーニングの教育的意義
Education by cadaver surgical training for laparoscopic liver resection
新木 健一郎
1
,
中澤 信博
1
,
石井 範洋
1
,
塚越 真梨子
1
,
五十嵐 隆通
1
,
播本 憲史
1
,
岩﨑 広英
1
,
調 憲
1
K. Araki
1
,
N. Nakazawa
1
,
N. Ishii
1
,
M. Tsukagoshi
1
,
T. Igarashi
1
,
N. Harimoto
1
,
H. Iwasaki
1
,
K. Shirabe
1
1群馬大学
キーワード:
カダバートレーニング
,
腹腔鏡下肝切除
,
倫理的配慮
Keyword:
カダバートレーニング
,
腹腔鏡下肝切除
,
倫理的配慮
pp.255-263
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_255
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手術研修において,わが国でもカダバートレーニング(CST)が普及しつつある.Thiel法で固定されたカダバーは臓器再現性が高く,生体に近い状態で研修が可能である.またCSTはガイドラインを遵守した倫理的ルール,ご遺体への倫理的配慮をもって研修を行うことが重要である.腹腔鏡下肝切除においては術式の手順確認,肝脱転操作,Glisson鞘確保,肝実質切離,術野展開などの研修が可能である.CST普及により低侵襲肝切除の術者教育の促進が期待される.
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