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特集 最新の胆道癌診療トピックス—新たな治療戦略の可能性を探る
術前治療と切除適応
胆道癌の予後不良因子とは—手術適応のborderlineはどこか?
十二指腸乳頭部癌
Prognostic factor and surgical treatment of ampullary adenocarcinoma
渡邊 利広
1
,
平井 一郎
1
,
木村 理
1
Toshihiro WATANABE
1
1山形大学医学部外科学第一講座
pp.1428-1430
発行日 2017年12月20日
Published Date 2017/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211873
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【ポイント】
◆露出型のintestinal typeでT1a(粘膜内にとどまる)十二指腸乳頭部癌は,乳頭切除術の適応となる可能性がある.
◆T1b(Oddi筋に達する)以上の十二指腸乳頭部癌はリンパ節転移率が高く,領域リンパ節郭清を伴う膵頭十二指腸切除術が至適術式である.
◆遠隔リンパ節転移や同時性肝転移は切除不能の位置づけであるが,異時性肝転移に関しては,症例によっては肝切除により長期生存する可能性がある,
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