Japanese
English
特集 外科医が知っておくべき がん薬物療法の副作用とその対策
総論
B型肝炎再活性化とがん化学療法
Reactivation of hepatitis B virus following systemic chemotherapy for cancer
赤星 径一
1
,
松村 聡
1
,
光法 雄介
1
,
藍原 有弘
1
,
伴 大輔
1
,
落合 高徳
1
,
工藤 篤
1
,
田中 真二
2
,
田邉 稔
1
Keiichi AKAHOSHI
1
1東京医科歯科大学肝胆膵・総合外科学
2東京医科歯科大学分子腫瘍医学分野
pp.532-536
発行日 2015年5月20日
Published Date 2015/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210734
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆B型肝炎ウイルス(HBV)は感染既往例でも,肝細胞内にその遺伝子cccDNAが組み込まれている.
◆化学療法時のHBV再活性化とその結果生じるde novo B型肝炎は,宿主因子と薬剤の組み合わせにより発症リスクが異なる.
◆de novo B型肝炎は劇症化しやすく予後不良である.多くは化学療法終了後1年以内に発症し,HBV-DNAの増加が先行している.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.