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特集 胆道癌外科切除—再発防止のストラテジー
術中戦略
広範囲胆管癌に対する肝膵切除(HPD)
Hepatopancreaticoduodenectomy (HPD) for wide-spread bile duct cancer
青木 琢
1
,
長谷川 潔
1
,
國土 典宏
1
Taku AOKI
1
1東京大学肝胆膵・人工臓器移植外科
pp.58-62
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210610
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【ポイント】
◆胆管癌に対する肝膵切除(HPD)の最大の課題は,安全性と癌の根治性を両立させることである.
◆正確な腫瘍進展範囲診断は重要であり,術前処置として胆道ドレナージと門脈塞栓術を行う.
◆術後膵液漏の重症化予防が手術の安全性の向上のために必須のストラテジーである.
◆広範囲胆管癌に対するHPD術後の遠隔成績は比較的良好であり,積極的に試みられるべき術式である.
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