Japanese
English
特集 胆嚢癌の外科
ss胆嚢癌の治療方針
Treatment of the gallbladder cancer with subserosal invasion
梅北 信孝
1
,
松峯 敬夫
1
,
丸山 嘉一
1
Nobutaka UMEKITA
1
1都立墨東病院外科
pp.1737-1742
発行日 1989年11月20日
Published Date 1989/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210554
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胆嚢癌においてm,pm癌の予後は良好で,単純胆摘でもほとんど再発をみないが,se,si癌は拡大手術を行っても予後不良である.この中間のss癌は拡大手術によって予後の改善が見込まれるため,最近これに対しいかなる術式が適切か議論されているが,一定の見解はないのが現状である.本稿ではss癌の進展形式,予後を規定する因子,切除術式などについて自験例を本邦報告例と併せて検討し,ss癌の予後向上のために,どのような手術術式が適切であるかを考察した.またssをperimuscular layerによりさらにssm,sssの2層に分けることの有用性を強調した.
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