Japanese
English
臨床報告
肝部下大静脈膜様閉塞症に対するバルーンカテーテルによる裂開術の1経験
Balloon membranotomy for membranous obstruction of the hepatic portion of the inferior vena cava
浦口 憲一郎
1
,
山名 一有
1
,
木下 寿彦
1
,
名嘉 真透
1
,
平田 義博
1
,
明石 英俊
1
,
大庭 聡
1
,
久能 俊昭
1
,
大石 喜六
1
Kenichiro URAGUCHI
1
1久留米大学医学部第2外科
pp.1729-1733
発行日 1987年10月20日
Published Date 1987/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209853
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はじめに
肝部下大静脈閉塞症に対する外科的治療法は直視下手術とバイパス手術が主なものであるが,血栓のみられない膜様閉塞に対しては経静脈性膜様部裂開術が行われているのが散見される.最近われわれは経皮経静脈的にBrockenbrough法1)を応用し,2cm径の食道拡張用バルーンカテーテルを用い,十分な拡張が得られ,3年経過した現在良好に経過している1例を経験したので,若干の考察を加え報告する.
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