Japanese
English
臨床研究
腸骨動脈の狭窄病変に対するPTAの長期予後
Long-term results of percutaneous transluminal angioplasty for stenosis of the iliac artery
浦口 憲一郎
1
,
山名 一有
1
,
木下 寿彦
1
,
明石 英俊
1
,
平田 義博
1
,
久能 俊昭
1
,
鈴木 稔
1
,
麻生 公
1
,
大石 喜六
1
Kenichiro URAGUCHI
1
1久留米大学医学部第2外科
pp.91-95
発行日 1988年1月20日
Published Date 1988/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209909
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はじめに
経皮経管的血管拡張術percutaneous transluminalangioplasty(以下PTA)は1974年Grüntzig1)がバルーンカテーテルを考案・改良して以来,末梢動脈をはじめとして,冠動脈,腎動脈,静脈疾患,大動脈縮窄症などにも応用されるようになり,一般的に行われるようになった.しかし,その適応に対する考え方はさまざまである.われわれも1980年よりPTAを経験してきたが,腸骨動脈領域の狭窄病変に対するPTAの長期予後に関する報告は欧米ではみられるが,本邦では少ない,われわれはPTA施行後5年以上経過し,外来にて観察中の症例を経験したので,その現状および予後について検討し,若干の考察を加え報告する.
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