Japanese
English
臨床報告
巨大褐色細胞腫の1治験例
A successfully treated case of giant pheochromocytoma
浦口 憲一郎
1
,
中山 陽城
1
,
名嘉 真透
1
,
原口 周一
1
,
今村 明
1
,
大庭 聡
1
,
山名 一有
1
,
古賀 道弘
1
,
吉田 晃治
2
,
野中 道泰
2
,
才津 秀樹
2
Kenichiro URAGUCHI
1
1久留米大学医学部第2外科
2国立久留米病院外科
pp.1441-1445
発行日 1986年9月20日
Published Date 1986/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209535
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はじめに
褐色細胞腫は副腎髄質,傍神経節などのクロム親和性細胞よりカテコールアミン産生によりさまざまな症状を呈する疾患である.
以前は比較的稀な疾患とされ,また検査および麻酔時にカテコールアミンの急激な放出および消退により重篤な合併症を起こしうるとされていたが,近年の診断法および麻酔法の進歩により比較的安全に手術が行われるようになり,報告例も増加してきた.
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