Japanese
English
臨床報告
術前に確定診断をしえた盲腸カルチノイドの1症例
A case of cecum carcinoid diagnosed before operation
大原 正範
1
,
八柳 英治
1
,
菅野 紀明
1
,
小松 正伸
1
,
川村 健
1
,
細川 正夫
1
Masanori OHARA
1
1恵佑会札幌病院外科
pp.1435-1439
発行日 1987年8月20日
Published Date 1987/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209804
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はじめに
大腸ファイバースコープの普及により,直腸カルチノイドの診断例は多くみられるが,本邦においては右側結腸,特に盲腸カルチノイドは極めて稀であり,その術前診断は困難であると言える.
今回われわれは,直径わずか1.6cmの盲腸原発のカルチノイドを大腸ファイバースコープによる生検にて術前に確定診断し,切除しえた1症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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