Japanese
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特集 いわゆる消化器早期癌の術後再発—その実態と対策
小膵癌の進展状況と術後成績
Modes of spread and surgical results of small pancreatic cancer
斉藤 洋一
1
,
山本 正博
1
,
奥村 修一
1
,
大柳 治正
1
Yohichi SAITOH
1
1神戸大学医学部第1外科
pp.1215-1223
発行日 1987年7月20日
Published Date 1987/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209772
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膵癌では小さな膵癌の時期からすでに浸潤性発育やリンパ節転移,神経浸潤や血管侵襲が高頻度にみられ,小膵癌すなわち早期癌とすることには問題がある.全国膵癌登録集計による小膵癌158例の解析では,Stage分類を構成する各因子とも予後を規定する重要な因子と考えられ,手術成績向上のためにはこれら小膵癌の進展様式の十分な理解と適切な手術式の施行が必要である.
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