Japanese
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特集 いわゆる消化器早期癌の術後再発—その実態と対策
早期の胆管癌の概念と術後成績
Surgical problems of early bile duct cancer
小山 研二
1
,
嘉藤 茂
1
,
田中 淳一
1
Kenji KOYAMA
1
,
Shigeru KATOH
1
,
Junichi TANAKA
1
1秋田大学医学部第1外科
pp.1207-1213
発行日 1987年7月20日
Published Date 1987/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209771
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早期の胆管癌を,深達度が外膜までにとどまるもの(af)と定義した.これは,胆管癌はその占居部位により術式や予後が著しく異なり,予後規定因子も脈管侵襲,リンパ節転移,周囲臓器への浸潤などさまざまであるが,afまでにとどまる症例の大部分はこれら因子が陰性で良好な予後が期待されるからである.また,各種画像診断で術前,術中に診断できる可能性があり,この定義は臨床的意義があると思われる.
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