Japanese
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特集 食道静脈瘤硬化療法—その適応と手技上のポイント
薬理作用からみた硬化剤
Pharmacology of sclerosing agents
遠藤 仁
1
Hitoshi ENDOU
1
1東京大学医学部薬理学教室
pp.1379-1385
発行日 1986年9月20日
Published Date 1986/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209524
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食道静脈硬化療法に用いられる硬化剤は,薬理学的には消毒薬の中に分類される界面活性剤に属する.現在使用されている薬剤の中から代表的な4種類の薬剤(Etha—nolamine oleate,polidocanol,sodium morrhuate,sodium tetradecyl sulfate)について,数少ない動物実験の報告を中心にそれらの作用機序について述べる.この薬剤の歴史が古いにもかかわらず,真の薬理作用は副作用も含めて十分に解明されておらず,今後の系統的基礎研究が必要である.
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