Japanese
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特集 食道静脈瘤硬化療法—その適応と手技上のポイント
硬化療法の問題点—タイミング,硬化剤,注入法,予後など
Problems of endoscopic sclerotherapy:timing of therapy, sclerosants, injection techniques and prognosis
鈴木 博昭
1
,
三穂 乙実
1
Hiroaki SUZUKI
1
,
Otomi MIHO
1
1東京慈恵会医科大学青戸病院外科
pp.1409-1414
発行日 1986年9月20日
Published Date 1986/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209529
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内視鏡的硬化療法は食道静脈瘤に対する有力な治療手段として,その臨床的評価が確立されつつある.しかし,硬化療法を行うtiming,硬化剤の選択,注入法,予後,合併症などcontroversialな問題も少なくない.急性出血に遭遇したらまず緊急内視鏡検査を行い,timingよく硬化療法を行つて止血を計るべきである.出血予防効果,静脈瘤の荒廃効果や予後についても,繰り返して本法を行えば食道離断術に比べて遜色ない治療効果が得られる.
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