連載 IVRの基本をおさえよう!−デバイスの選び方,使い方−
第6回
液体塞栓物質・硬化剤
山本 晃
1
,
城後 篤志
1
,
寒川 悦次
1
,
影山 健
1
,
大山 嘉将
2
1大阪市立大学大学院医学研究科 放射線診断学・IVR学
2愛染橋病院 放射線科
pp.676-680
発行日 2020年6月26日
Published Date 2020/6/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000299
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
液体塞栓物質・硬化剤は,コイルや粒状,球状塞栓物質による塞栓がふさわしくない場合に使用が考慮される。すなわち,カテーテルが標的部位に挿入できない場合,多数の吻合がある血管や大きな血管,また血管網自体を塞栓したい場合に用いられる。またNBCA(n–butyl–2–cyanoacrylate)は患者の凝固能が低下している場合にも使用が考慮される。本稿では,放射線科領域で使用される代表的な液体塞栓物質につき解説する。
Copyright © 2020, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.