Japanese
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特集 食道静脈瘤硬化療法—その適応と手技上のポイント
硬化療法の実際—テクニックとそのコツ
Practice of injection sclerotherapy:it's technique and key point
高瀬 靖広
1
,
渋谷 進
1
,
近森 文夫
1
,
小林 幸雄
1
,
岩崎 洋治
1
Yasuhiro TAKASE
1
1筑波大学臨床医学系外科
pp.1387-1393
発行日 1986年9月20日
Published Date 1986/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209525
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硬化療法の手技の中心は薬剤注入操作にある.とくに内視鏡的栓塞療法では薬剤注入量のcontrolが重要で,主要食道静脈瘤とそれに準ずるものについては一定の薬剤注入量という基準はなく,X線透視所見によつてのみ決定される点を強調したい.薬剤注入量の決定についで重要なことは,治療対象となつていた食道静脈瘤の治療が終了したのちに,下部食道胃接合部に存在する"食道静脈瘤の芽"に対しても治療を行うことで,その結果再発率は著しく低下する.以上の2点は次元の異なる内容であるが,本治療法にとつてポイントとなる事項である.
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