特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅳ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
10.術後感染症
腹腔内感染症
由良 二郎
1
1名古屋市立大学医学部第1外科
pp.886-888
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209428
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□基本的事項
術後腹膜炎は腹腔内の炎症性疾患のみならず,各種臓器に対する手術後に発生する腹腔内感染(intraabdomi—nal sepsis)であり,その治療にあたつては留意すべきいくつかの問題点がある.
1)各種のグラム陰性桿菌を中心とした消化管内細菌による複数菌感染である,
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