Japanese
English
臨床報告
大腸結核症の2治験例
Two cases of the tuberculosis of the colon
辻 毅
1
,
青山 修
1
,
家田 勝幸
1
,
田伏 克惇
1
,
河野 暢之
1
,
勝見 正治
1
,
玄 栄世
2
,
江本 正直
3
Takeshi TSUJI
1
1和歌山県立医科大学消化器外科
2和歌山県立医科大学中央検査部病理
3和歌山県立医科大学内分泌内科
pp.709-713
発行日 1985年5月20日
Published Date 1985/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209020
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はじめに
近年,抗結核剤の出現により,肺結核症の減少とともに,腸結核症も減少している.しかし,腸結核症の診断は,組織学的に乾酪性肉芽腫の証明,あるいは,病変部からの結核菌の証明が必要とされているにもかかわらず,実際には,証明することは必ずしも容易ではない.
われわれは最近,2例の術前診断の確定に難渋した大腸結核症手術例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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