Japanese
English
臨床報告
縦隔原発の悪性線維性組織球腫の1例
A case with malignant fibrous histiocytoma of the mediastinum
鄭 正勝
1
,
佃 公雄
1
,
中井 一郎
1
,
野村 秀人
1
,
前田 知行
1
,
清水 正啓
1
,
伏木 信次
2
,
高松 哲郎
2
ZHENG Zheng Sheng
1
1愛生会山科病院外科
2京都府立医科大学第2病理
pp.293-296
発行日 1985年2月20日
Published Date 1985/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208950
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はじめに
悪性線維性組織球腫(malignant fibrous histiocytoma以下MFHと略す)は線維芽細胞様細胞と組織球様細胞とが種々の割合で含まれる多形型の肉腫である.最近本邦においてもその報告例は増加しているが,発生部位は四肢に多く,縦隔に発生した例は極めてまれである.われわれは最近縦隔原発と考えられるMFHの1例を経験したので報告する.
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