Japanese
English
臨床報告
鈍的外傷による急性解離性腹部大動脈瘤の1治験例
Acute dissecting aneurysm of the abdominal aorta due to blunt trauma:a case with successful emergency surgery
松井 泰樹
1
,
伊藤 勝朗
1
,
小川 正男
1
,
田中 孝一
1
,
岡野 一廣
1
,
原 宏
1
,
森 透
1
Yasuki MATSUI
1
1鳥取大学医学部第2外科
pp.297-300
発行日 1985年2月20日
Published Date 1985/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208951
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はじめに
鈍的外力による外傷性解離性腹部大動脈瘤は1965年,Ngu and Konstam1)が最初に報告して以来,文献上18例の報告をみる比較的稀な疾患である.最近われわれは左腸骨動脈の急性動脈閉塞の術前診断のもとに緊急手術を行つたところ,外傷による急性解離性腹部大動脈瘤であることが判明した1症例に遭遇し,治癒せしめることができたので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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