特集 外科外来マニュアル
私の治療
一般
新鮮熱傷
大橋 正次郎
1
1東京電力病院外科
pp.787-789
発行日 1982年5月20日
Published Date 1982/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208028
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□概説
重症熱傷は全身性の疾患である.重症熱傷では直ちに入院させ全身的な治療・管理を行う.受傷直後はhypovolemic shockに対する治療が主体となる.気道熱傷があれば気管内挿管による呼吸管理を必要とする.急性腎不全は電撃傷より少ない.初期以後は,感染症・消化器合併症に対する処置,2度熱傷の部分に対する局所処置,3度熱傷の部分の壊死切除と植皮の計画的な治療を行う.
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