特集 小外科・外来処置マニュアル
Ⅷ.四肢・皮膚
115.新鮮熱傷
鈴木 忠
1
Tadashi SUZUKI
1
1東京女子医科大学救命救急センター
pp.343-345
発行日 2004年10月22日
Published Date 2004/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100891
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重症度
熱傷の重症度は熱傷面積,熱傷深度,合併損傷などを総合して判断する.Artzの重症度基準(表1)1)が広く認められている.
本稿は新鮮熱傷に対する外来治療について述べたものであり,Artzの基準のうちの軽症熱傷,すなわち合併損傷や気道熱傷がなく,Ⅱ度熱傷では体表面積の15%以下,Ⅲ度熱傷では2%以下を対象とした.いずれも外来通院治療で可と思われるものである.
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