Q & A外科医のための統計学・3
相関関係
草間 悟
1
,
杉田 暉道
2
1昭和大学医学部附属豊洲病院
2横浜市立大学医学部公衆衛生学
pp.403-408
発行日 1982年3月20日
Published Date 1982/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207918
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
□はじめに
草間 χ2検定の例題として示しました前回の表1のようなデータは,手術時の乳癌の大きさと病悩期間との間に関係があるか否か,すなわち病悩期間が長くなれば乳癌の大きさも大きくなるだろうというという素朴な考えが正しいか否かを検定するよいサンプルになります.今回はχ2検定に次いで相関関係をとりあげてみたいと思います.
相関係数の計算はχ2検定よりやや複雑になります.従つて例数が多い場合と少ない場合で計算の方法を変える必要があります.そこで先ず相関または相関関係および相関係数について杉田先生のお話をうかがいましよう.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.