Japanese
English
臨床報告
下大静脈閉塞を伴つた胸部貫通刺創の1例
A case of penetrating stab wound of the chest associated with obstruction of the inferior vena cava
葛西 猛
1
,
鈴木 高
1
,
新田 國夫
1
,
多治見 公高
1
,
長谷部 正晴
1
,
小林 国男
1
Takeshi KASAI
1
1帝京大学医学部救急医療センター
pp.409-412
発行日 1982年3月20日
Published Date 1982/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207919
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はじめに
直径2.5cmの鉄棒が左胸壁から刺入し,左胸腔内,後縦隔および右下葉を貫通後右胸壁に突き抜けるという極めてまれな胸部貫通刺創例を経験し手術により救命し得た.症例を供覧するとともにわれわれが選択した手術術式および術前の病態を複雑にした鉄棒による外傷性下大静脈閉塞について若干の文献的考察を加えて報告する.
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