Japanese
English
臨床研究
膵嚢胞腺癌—本邦集計と文献的考察
Pancreatic cystadenocarcinoma
長谷川 徹
1
,
山本 康久
1
,
正木 久男
1
,
木元 正利
1
,
郡家 信晴
1
,
堀谷 喜公
1
,
重本 弘定
1
,
佐野 開三
1
Tohru HASEGAWA
1
1川崎医科大学消化器外科
pp.369-374
発行日 1981年3月20日
Published Date 1981/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207635
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はじめに
膵嚢胞腺癌は比較的まれな疾患であり,膵悪性腫瘍中約1%の頻度と言われている1).外国では1891年Hart—mannの肝転移を伴つた膵嚢胞腺腫が,本邦では1899年,北川の報告が最初と思われる2).
最近われわれは,根治的腫瘍切除が可能であつた膵嚢胞腺癌の1例を経験したので本邦報告例を集録し,文献的考察を加えて報告する.
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