Japanese
English
臨床報告
遅発性脾破裂の1治験例—本邦集計21例及び文献的考察
Delayed splenic rupture; a case report and a review of the literature
大山 廉平
1
,
有森 正樹
1
,
高野 信篤
1
,
木村 忠
1
,
疋田 達雄
1
,
栗林 宣雄
2
Rempei OHYAMA
1
1国立東京第二病院外科
2国立東京第二病院病理
pp.1463-1468
発行日 1977年11月20日
Published Date 1977/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206850
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はじめに
最近,交通災害をはじめとして,諸種の災害が増加し,脾損傷を伴う症例が増えている.しかし,その多くは一次的脾破裂であり,遅発性脾破裂は稀有なものと思われる.われわれは,交通外傷13日目に突然に脾破裂に依るショックを起こし,脾摘に依り救命し得た症例を経験したので,本邦報告例及び文献的考察を加え,報告する.
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