Japanese
English
特集 急性胆嚢炎の治療
急性胆嚢炎—診断上の問題点から治療まで
Acute cholecystitis:diagnosis and treatment
亀田 治男
1
Haruo KAMEDA
1
1東京慈恵会医科大学第1内科
pp.1511-1514
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207291
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
急性胆嚢炎には,内科的治療とくに適切な化学療法剤の使用によつて緩解するものもあるが,短時日に進行して各種の合併症を招来し,早急の手術を必要とするに至る症例もある.したがつて,急性胆嚢炎の診断と治療にあたつては,つねに手術適応について考慮しておかねばならない.
急性胆嚢炎の病態に関しては古くから多くの論議が重ねられてきたが,なお不明確な点が残されているし,診断と治療についても問題が多い.今回,急性胆嚢炎の治療,とくに手術のタイミングと術後胆嚢炎について論じられるにあたり,内科医の立場から,診断と治療上の問題点のいくつかをとりあげて記載しておきたい.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.