Japanese
English
臨床報告
内視鏡下に摘出した直腸脂肪腫の1例—本邦報告例の検討及び文献的考察
Lipomas of the colon with report of a case
大山 廉平
1
,
東泉 東一
1
,
安藤 幸史
1
,
落合 正宏
1
,
加勢田 静
1
,
笠原 正男
2
Renpei OHYAMA
1
1静岡赤十字病院外科
2名古屋保健衛生大学医学部病理
pp.907-911
発行日 1977年7月20日
Published Date 1977/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206776
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はじめに
消化管脂肪腫は,欧米において1844年Huss1)により,初めて報告されて以来,Pemberton & McCormack(1937)2)と報告がつづき,最近では,D'Javid(1960)3)274例,C. W. Mayo(1963)4)119例の大腸脂肪腫の症例が集計報告されている.
本邦における消化管脂肪腫は,1909年熊谷5)の報告にはじまり,1968年山際6)の統計では73例である.
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