Japanese
English
臨床報告
胃脂肪腫の1例および本邦胃脂肪腫の統計的考察
A case of gastric lipoma and the statistical consideration through Japanese references
山下 勝之
1
,
林 啓成
1
,
川野 福次郎
1
,
杉 省二
2
Katuyuki YAMASHITA
1
1済生会下関病院外科
2国立療養所山口病院外科
pp.949-954
発行日 1974年7月20日
Published Date 1974/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206085
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はじめに
本邦において,胃脂肪腫は極めて稀なもので,現在まで43例の報告があるのみである.しかし欧米においては,Peabody1)は既に110例以上の報告をしている.また脂肪腫の術前診断はほとんど不可能であり,大部分胃粘膜下腫瘍として手術されることが多いが,われわれも胃粘膜下腫瘍として胃切除術を行ない,胃脂肪腫であつたので本邦報告例の統計的考察とをあわせて報告する.
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