Japanese
English
臨床報告
腹部大動脈高位閉塞症の臨床
High aortoiliac occlusion;report of cases
岡本 好史
1
,
山中 浩太郎
1
,
田苗 英治
1
,
渡辺 裕
1
,
松田 光彦
1
Yoshifumi OKAMOTO
1
1大津赤十字病院
pp.913-917
発行日 1977年7月20日
Published Date 1977/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206777
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はじめに
腹部大動脈分岐部のatherosclerosisと血栓症による閉塞は,その特異な臨床症状より,Leriche症候群と呼ばれている1).欧米では多数例が報告されているが,本邦では比較的報告が少ない.
閉塞は,初めは分岐部付近に限局してみられるが,緩慢な経過をたどつて次第に上方に波及し,まれには腎動脈分岐部にも及ぶことがあり,high aortic occlusionあるいはhigh Leriche syndromeと称される重篤な腎機能不全にいたる.
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