Japanese
English
臨床報告
回盲部にみられた非特異性単純性潰瘍の2例
Nonspecific simple ulcer of the ileocecal region;report of 2 cases
大熊 隆介
1
,
黒木 信善
1
,
加藤 秀典
1
Ryusuke OHKUMA
1
1国立下関病院外科
pp.267-270
発行日 1977年2月20日
Published Date 1977/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206690
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
回盲部に発生する潰瘍には,原因の明らかなものと,原因不明のものがある.後者の代表的なものにクローン病があるが,他に非特異性潰瘍,単純性潰瘍,孤立性潰瘍などの名称で呼ばれている原因不明の潰瘍が生ずることが知られている.本邦においては未だ報告例は少ないが,私どもの施設においても,最近2例の非特異性単純性潰瘍を経験したので,若干の文献的考察を加え,報告する.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.