クリニカル・カンファレンス
重度外傷のfirst aidをどうするか—多発外傷を中心として
倉光 秀麿
1
,
山本 修三
2
,
津端 求
3
,
大塚 敏文
4
,
須藤 政彦
5
1東京女子医科大学外科
2神奈川県交通救急センター外科
3京葉病院
4日本医科大学救急医療センター
5神奈川県交通救急センター外科
pp.890-905
発行日 1976年7月20日
Published Date 1976/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206546
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須藤(司会)最近は交通事故その他で外傷の規模が非常に複雑になりまして,極度の重症外傷とか,あるいは頭,胸,腹,手足に一緒に損傷を受けた外傷などがかなりふえてまいりました.とくに各科にわたるような多発外傷,しかも,その重症例には問題点が多いと思います.たとえば,それをどういうシステムで診療していくかとか,あるいはどういう治療順序でやろうか,という複雑な問題がいろいろあると思います.本日は済生会神奈川県病院の症例をたたき台にしてこれらの問題をいろいろ検討してみたいと思います.
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