カラーグラフ 消化管内視鏡シリーズ・12
胃カメラ・ファイバーの撮り方—よりよい診断のために
竹添 和英
1
1青山病院外科
pp.834-835
発行日 1976年7月20日
Published Date 1976/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206538
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よりよい診断のための内視鏡写真としては,何よりもまず病変がもれなく記録されていなければならない.さらに病変の量的・質的診断の可能な写真でなければならない.これら条件が満足される写真をとることは必ずしも簡単ではない.紙面の制約上ここではファイバースコープを用いて写真撮影をする場合の最低の基本を列記する.
1.術者の心構え 内視鏡検査は被検者にとつて多少なりとも苦痛を伴うものであるという意識を大事にしたい.効果的な内視鏡検査には被検者の協調性,十分な前処置,慎重で愛護的な操作が大切である.
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