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外科系研究会推薦論文 第4回腹部救急診療研究会から
重度腹部外傷の診断と治療
Diagnosis and treatment of severe abdominal injury
大塚 敏文
1
,
益子 邦洋
1
,
小関 一英
1
,
須崎 紳一郎
1
Toshibumi OTSUKA
1
1日本医科大学救急医学科
pp.1733-1738
発行日 1985年12月20日
Published Date 1985/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209209
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はじめに
腹部外傷は病態として肝,脾など実質臓器損傷あるいは腹腔内血管損傷による腹腔内出血と管腔臓器損傷に伴う急性腹膜炎に大別できる.しかし臨床的には多発外傷として来院する症例も多く,意識障害,呼吸不全や他部位の出血などで,腹部外傷としての特有な症状が表面に現われず,その診断や治療に当惑する場合も少なくない,そこで今回は重症腹部外傷の実態について述べる.
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