Japanese
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特集 多発外傷—初療60分
多発外傷における治療上の問題点—腹部損傷
Problems in management of polytrauma with abdominal iniury
茂木 正寿
1
,
吉井 宏
1
,
北野 光秀
1
,
山本 修三
1
,
須藤 政彦
1
Masahiro MOTEGI
1
1済生会神奈川県病院外科
pp.1175-1181
発行日 1988年7月20日
Published Date 1988/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210124
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腹部損傷を合併した多発外傷患者で腹部損傷による重篤な出血性ショックを認めた場合,他部位の損傷に優先して緊急に開腹止血を行うことが初療の要点である.一方,来院後ショックを離脱したり血圧が安定している患者では腹部損傷を見逃さないこと,損傷を認めた場合には重症度を評価し治療の優先順位を誤らないことが重要で,腹部損傷の診断・治療に精通した外傷外科医とのチームワークが大切である.
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