Japanese
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特集 胸部食道癌の外科
食道癌手術における再建術式とその選び方
有茎結腸による食道再建について
Esophageal reconstruction using colonic segment with a vascular pedicle
藤巻 雅夫
1
,
川口 正樹
1
,
前田 政克
1
,
佐々木 公一
1
,
田中 乙雄
1
,
武藤 輝一
1
Masao FUJIMAKI
1
1新潟大学医学部外科学第1講座
pp.757-760
発行日 1974年6月20日
Published Date 1974/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206058
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はじめに
食道癌切除後の食道再建術式については従来から多数の報告がなされている.このことは食道再建に使用する臓器,および挙上経路などの組合わせが多岐多様にわたつているためとも考えられる.これらの食道再建術式のうちで,有茎結腸を使用する適応としては色々の問題が含まれているが,有茎結腸を利用する食道再建の利点としては,
① 胃液の消化作用に対して結腸は食道や空腸よりも強い11)15).
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