Japanese
English
特集 脾摘をめぐる話題
胃癌と脾摘—リンパ節郭清の見地から
Clinical implication of splenectomy associated with the operation for gastric cancer
川口 正樹
1
,
武藤 輝一
1
,
梨本 篤
1
,
宮下 薫
1
,
田中 乙雄
1
,
佐々木 公一
1
Masaki KAWAGUCHI
1
1新潟大学医学部第1外科
pp.185-188
発行日 1983年2月20日
Published Date 1983/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208234
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はじめに
近年,癌の手術療法において,その成績の向上と安定化,さらに抗癌補助療法の開発にともない,臓器機能温存の立場から縮小手術の適応が検討されてきた.胃癌においても,その免疫機能を考慮して根治手術にともなう脾摘の是非が話題になつている.そこで,根治切除に際し膵体尾部・脾合併切除が行われる上部胃癌について,リンパ節郭清の面からみた脾摘の意義について述べる.
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